プレキャスト共同溝
ライフラインの地中化を力強く促進する画期的システム
都市の美観アップと安全性確保は、ライフラインの地中化から始まります。
安全で快適なまちづくりをする上で、共同溝はいまやかかすことのできない存在となっています。
都市景観の向上はもちろんのこと、道路空間の確保、電気、通信、ガス、上下水道等のライフラインを収容する空間として、
様々な利便性を持つ共同溝は、広く公共公益施設で整備されてきています。
最近では、民間企業や教育機関などが共同溝に着目し、企業や校内におけるインフラ整備に取り入れるところも増えてきています。
災害時における企業損失や被害を最低限に抑えるための備えとして、また日常時では日々必要なインフラに関連するメンテナンスのしやすさなど
様々な利点から、大規模工場や研究所などに整備されてきています。
プレキャスト共同溝とは?
幹線共同溝・供給管共同溝をプレキャスト・ブロック化し、クレーンなどの重機で組立設置する工法をプレキャスト・ブロック工法といいます。 この工法は、従来の現場打ち工法と比べて、工期の短縮や施工の省力化などを実現することが可能であり、大型構造物のプレキャストが積極的、かつ 大胆に進められるようになってきました。 公共道路などへの普及が進む中、現在では、災害時等の共同溝の重要性に着目し、民間企業の大規模な工場や研究所、また教育機関などにも共同溝の整備がなされてきています。
特徴
1.工期が短縮できる:工場で製作・養生されるため、他の作業も並行することが可能。 2.工事の手間が少なく容易:工期は現場打ちと比較して50~60%に短縮。 3.作業の安全性が高い:基礎上に製品を据え付ける作業なので熟練作業者はさほど要しません。 4.品質管理が万全:工場製作なので、一定の高品質が得られます。 5.経済的で信頼性が高い:工期短縮で資材損料が少なく、作業工種が少ない。 6.耐震性に優れている:ブロック間は、可とう継手を設置するので耐震性に優れています。