マルチボード(土留め壁)工法
NETIS KT-100034-A
マルチボード工法とは? ~ 底版のない擁壁工法 ~
マルチボード工法は、杭とPca版(プレキャスト版)により構成され、Pca版にかかる土圧を杭で支える工法です。
Pca版にかかる土圧を一般的に流通している杭を用いて支える構造であり、杭の打設間隔は4mを標準とする。
Pca版にかかる土圧を杭に伝えるために、Pca版を杭前面に接続金具にて固定する。これにより杭が表面に現れないため景観が良好な土留め構造物となる。
杭とPca版を固定する金具は、R部等で生じる施工誤差を吸収できる可動式接続金具となっており、確実に杭とPca版を固定します。
特長及び、メリット
マルチボード工法は、親杭となるH型鋼とPCa版を組み合わせ、底盤が不要な構造物としたことにより、掘削幅が狭くなり掘削幅の確保が難しい工事現場での施工が可能
底盤が不要な構造としたことにより、杭基礎の本数、基礎コンクリートの量、掘削量の減少を実現しコスト縮減、工期短縮が可能。
特に効果が高い適用範囲として、設置箇所が軟弱地盤の場合。