NT式 防火水槽・耐震性貯水槽
(財)日本消防設備安全センター認定
大規模な火災。特に大地震クラスのものが現実に起きようとしています。その時、初期消火に欠かせない防火用水が空っぽだったとしたら。助かるはずの尊い命がどれだけ失われることでしょう。日東の防火水槽・耐震性貯水槽は、都市型の大災害のとき確実に役立つことを考えた製品です。トップレベルの耐震性を備えた堅牢な構造。工場製品ですから、常にばらつきのない安心できる品質をお届けします。これからの防災計画に、自信をもっておすすめいたします。
日東の防火水槽・耐震性貯水槽は、発売以来多くの実績を誇り、消防関係者・開発関連等のお客様より防火水槽の日東として高い評価をいただいており、(財)日本消防設備安全センター認定の製品です。
この度、耐震性貯水槽20m³の型式認定を取得いたしました。
特徴
高度な耐震性
各ブロック相互を緊結して一体化を図っているので、地震に対して充分な耐力を発揮します。
頑丈な一体構造
PC鋼材による連結方法で各ブロックを剛結した一体化構造ですので、構造物として安定し、止水効果の高い止水材を用い漏水を完全に防止します。
高精度高品質
蓄積された技術力をベースにハイレベルの品質管理体制が生み出す、信頼性の高い防火水槽 です。
工期を大幅短縮
プレキャスト製品である各ブロックを現場で据付け、接合するだけの施工ですから工期が大幅に短縮できます。
貯水容量が自由
組合せ式ですから、中間ブロックを増減することで20~100m³の間で貯水量を段階的に選べるようになっております(多目的水槽では、さらに大容量にてお届けします。)
(7m³や14m³も選択可能 )
設置場所による区分
1.二次製品耐震性貯水槽
Ⅰ型:公園、宅地等自動車が進入するおそれのない場所の地下に設ける。(空地用)
Ⅱ型:上記以外の場所の地下に設けるもので、T-20の自動車荷重が載荷されるもの
Ⅲ型:上記以外の場所の地下に設けるもので、T-25の自動車荷重が載荷されるもの
2.二次製品防火水槽
Ⅰ型:公園、宅地等自動車が進入するおそれのない場所の地下に設ける。(空地用)
Ⅱ型:上記以外の場所の地下に設けるもの。(当社Ⅱ型製品は自動車荷重T-20で設計
防火水槽、耐震性貯水槽の違いについて
基本的な違いは、消防防災施設の補助金の対象として補助金の率や基準額などによって分類されます。 同じ使用目的でも呼び方が違います。(60m³以上については用途が防火水槽であっても 認定上では、出荷時の表示が二次製品耐震性貯水槽となります。)(財)消防設備安全センターでは、 防火水槽と耐震性貯水槽を総称して、二次製品防火水槽等と呼んでいます。両者とも構造の考え方、 設計条件は同じとなっていますので、耐震性能についても変わりありません。 防火水槽・耐震性貯水槽をご検討の際は、補助対象等を確認の上選定をしてください。
地下水位が高い場所への設置
地下水位によっては浮力対策が必要になります。本体に張出部材を取付浮力に対抗します。(受注生産)
採水管の取付
採水管を取り付ける場合の配管用の加工もオプションにて対応いたします。(受注生産)
防火水槽(組立図)
種類・規格
製品重量
防火水槽NT40 / 耐震性貯水槽NT40
防火水槽NN40
耐震性貯水槽NT20
耐震性貯水槽NT60・70・80・90・100
タイプの使い分けについて
容量40m³については防火水槽NT40・NN40、耐震性貯水槽NT40と豊富に取り揃えています。
NTとNNは出来上がり寸法及び部材寸法が違いますので、設置する土地の形状などに合わせてご使用ください。
防火水槽と耐震性貯水槽については、NT40が同一寸法、同一基準にて設計されています。
発注者の補助金の取扱によって設置するタイプが異なりますので注意が必要です。
認定外製品 その他の水槽
使用目的が消防用水利以外である場合は、認定外製品となります。(雨水貯留、多目的水槽などは認定外となります。) 部材は防火水槽と同じ条件・管理のもと製造された部材を使い様々な組み合わせが可能となり、 ポンプ室、浸透施設なども設けることができます。個別の設計となりますのでご一報下さい。